新人介護士が入職しても続かない
介護士は人材が不足しているのにも関わらず離職率が高いことでも知られています。
その理由のひとつに、入職後すぐにやめてしまう人が多くいるということがあります。
無理をして仕事を続けるより思い切って転職し、自分に合った職場で働いたほうが良いと思います。
ですが、突然に辞められてしまうと、ほかの職員の方たちは困ってしまいます。
転職し、自分に合った職場で働くことも大切ですが、残された職員の方は空いた穴を埋めるためにとても大変な思いをします。
最初からやる気が見受けられない方はどうしようもないですが、そうでない場合、辞めてしまう前に悩みを改善してあげたり、困っていることを事前に察知することができれば、すぐに辞めてしまう方が減っていくでしょう。
今回はすぐに辞めてしまう介護士を減らす対策をいくつかご紹介したいと思います。
コミュニケーション
人間関係がうまくいかず、離職する介護士は多くいます。
人間関係に悩み辞めてしまう人は、周囲とのコミュニケーションがうまくいってなかったり、話が嚙み合わなかったりするという前兆が見られます。
元々人見知りの方や、会話をするのが苦手な人もいますが、それでもスタッフ同士が話しやすい雰囲気づくりは大切です。
介護現場における人間関係の問題はスタッフ間に限ったことではありません。
利用者さんやそのご家族との関係がうまくいかないこともあります。
スタッフ間や、利用者さんと円滑にコミュニケーションが取れていない新人を見かけたら、積極的に声を掛けるようにしましょう。
人間関係の悩みは介護職に限ったことではなく、どんな職種でも起こることですが、悩んでいる方に寄り添って接してあげることが出来れば、解決することも多いのです。
体力
要介護者への介助は力が必要とすることが多く、長時間の立ち仕事や、夜勤に耐える体力が必要不可欠です。
業務に慣れていくうちに要領を得て、体力も自然とついていきますが、就業してすぐはかなりキツイです。
介助中によろめいてしまったり、顔色が良くない新人に気が付いたら、サポートしてあげましょう。
元来体力に自信がない方でも、数カ月も仕事を続ければ、体力がつき、頼りがいのある介護士に成長してくれるでしょう。
就業してすぐの、いちばんしんどい時に先輩介護士のサポートがあれば、新人の離職率は低くなるでしょう。
手際や段取り
どこの職場にも不器用な人もいれば、器用に立ち回る人もいます。
決してやる気がないわけでも、サボっているわけでもなく、一生懸命やっているのにうまくいかない、明るく元気だけど、覚えが悪いというような人はいます。
しかし、毎日とても忙しい介護の現場において、あまり要領がよくなくても入職してくれる方がいるだけでありがたいものです。
仕事の覚えが通常よりスローペースな新人がいたら、なるべくその方のペースに合わせ、カバーしてあげましょう。
「前にも教えたのに…」という言葉はぐっと飲tみこんで、覚えてくれるまで何回も教えてあげましょう。
長い目で見守れば、半年も経てば半人前くらいの戦力にはなってくれます。
辞めてしまうよりはよっぽどいいでしょう。
職場の雰囲気
ミスが許されないような雰囲気だと、新人は委縮してしまい、非常によくありません。
委縮してしまうと怒られるのを恐れて、自分で考えて行動することが出来なくなります。
言われた業務をただこなすだけの指示待ち人間になってしまいます。
こうなってしまうと仕事を覚えるスピードが、ガタ落ちしてしまいます。何より本人はその空間にいたくないでしょう。
このような状態になってしまうと、長続きはしません。
「委縮してしまっている」と感じる新人がいたら、先輩として話を聞いて相談に乗ったり、そのような職場環境を改善するよう働きかけたりしましょう。
新人が委縮してしまうような職場では、長続きはせず、人材不足もは解決しないでしょう。
最後に
すぐに辞めてしまう介護士を減らすには周囲の方の気遣いとフォロー次第で、退職を思いとどまってくれる余地があります。
「長く勤められるかは本人次第」ではなく、新しく入職した方が「ここでずっと働きたい」と思ってくれるような環境を作ることが、とても大切です。
誰にとっても「働きやすい施設」の環境を作ることで介護士の人材不足は解消していくでしょう。
それは利用者さんにとっても良いことです。
「介護士が働きやすい環境」作りを怠る施設は、いつまで経っても人材不足を解消することはできないでしょう。
良好な人間関係と、働きやすい環境の職場で働くことが、介護士として長く勤めるには重要です。
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