コラム
介護系コラム
介護福祉士とは、介護資格唯一の国家資格です。
介護を必要とする高齢者や障害者の身体介護はもちろん、健康管理を行ったり家族の相談にのったりして
要介護者やその家族の生活を支えます。
豊かな感性や正しい知識を持ち合わせ、プロの視点で洞察や分析ができる能力が求められます。
そのため、介護福祉士には他のヘルパーの指導をしたり現場をまとめたりする介護現場の責任者として活躍
する方が多いようです。
2020年のデータを見ると合格者の70%以上が女性で、
20代から40代の合格者が多い中、60代以上の合格者も多数いました。
60代になってからも目指せる国家資格というのは嬉しいですね!
《問題例》
Kさん(男性)は、中等度の認知症があり、グループホームに入居中である。
16時頃、Kさんが介護職に、「仕事は終わりました。家に帰ります」と伝えてきた。
その後、Kさんは、「早く家に帰らなくては…」と言いながらタンスから衣類を取り出していた。
介護職がとる対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
①衣類をタンスへ戻すように促す。
②居室から出ないようにお願いする。
③ここに入居したことを覚えていないのかと質問する。
④ここは仕事場ではないことを説明する。
⑤挨拶しながら表情や行動を観察する。
《解答&解説》
答:⑤ 挨拶しながら表情や行動を観察する。
〇 タンスから衣類を取り出し帰宅準備している状態ではあるが、時間の経過とともに落ち着く可能性もある。現時点では、
挨拶程度の声かけを行い、表情や行動を見守ることが適切である。
介護福祉士の試験には
利用者の方の気持ちをくみ取って寄り添う力なども試されるようです。
この問題のように理論や単語を暗記するだけだはなく文章を読み込むと解ける問題も多いです。
合格率も50%~60%と高いので、しっかり勉強をすれば合格も難しくはありません。
介護現場において、介護福祉士は引く手あまたです。そのため、この先も介護職として働き続けるなら、就職先に困らない介護福祉士の資格取得をおすすめします。
また
どんな資格が転職に有利か、希望の条件で働くための近道となる資格は何か、
介護のお仕事に関することは当社ライフサポートのコーディネーターまでお気軽に相談していただけます!